目標設定が行動につながらない

やってのける』では、目標設定には、2種類のタイプがあるという。一つは、獲得型。もう一つは習得型。人それぞれタイプがあり、成し遂げたいことの性質によって、得られるものを目標にがんばるか、ゴールに向かうプロセスの最中の成長を目標とするか、いずれかを選ぶのが良いという。

しかし、私のような獲得型タイプの場合、習得型目標設定だと満足が得られず、続かない。

『やってのける』の獲得型と習得型の違い

習慣がつもればシステムに

そこで、2冊目の登場、『Atomic Habits』(邦題:『複利で伸びる1つの習慣』邦題の”複利”はどこから来たのだろうか)。著者 James Clear氏は、何かを成し遂げるために必要なのは:ー

  • アイデンティティが行動を、行動が結果をもたらす、そのため
  • どんなアイデンティティになるのかが核である
  • そのアイデンティティが体現する習慣を行う

つまり、ゴールを設定してから逆算して、果てしないタスクを実行しようとするより、自分の生活の周りの小さな習慣を洗い出し、そこに、改善の余地を見つけ、丁寧に行動していく。というわけだ。

『Atomic Habits』習慣とシステムと方向性

実際にやってみた

5時に起きて、朝のすっきりした時間に、やりたい仕事をすることにした。

著者のサイトからダウンロードできるテンプレートに、習慣を書き出し、新しい”5時起きる”習慣を魅力的にした。エアコンのタイマーをセット。寝る前に、明日の朝やりたいことを書き出すなど。

初めて起きられた日の終わり、1日の満足度が、それまでよりも高かった。
この満足感が、新しい習慣を定着させる鍵だと、実感できた。

インサイトの振り返り

私が得られたインサイトを振り返り、強化するために最後に問いで締め括りたい。

どんなシステムになっているか?

1%伸ばすとしたら、どの習慣にフォーカスするか?

どんな習慣が自然体で他と違うか?

Photo by Jess Bailey on Unsplash