今注目の脳科学からリーダーシップを考える、ニューロリーダーシップ
リーダーシップの「なぜうまくいかないのか?」を脳のメカニズムで読み解きます
「部下の行動が変わらない」「1on1で本音が引き出せない」「上司の発言にモヤモヤを感じる」などリーダーの悩みはつきません。
ニューロリーダーシップは、リーダー自身が「なぜ自分はこのように考え、このように感じるのか?」を脳の働きから理解することを助け、より効果的な行動選択に役立ちます。
今回の体験型ワークショップは、LEGO® SERIOUS PLAY®で作品づくりをしながら、脳科学のフレーム、SCARFモデルを学びます。
ニューロリーダーシップの提唱者であるDavid Rock氏は、著書『最高の脳で働く方法』の中で、主人公エミリーが直面する日常のビジネスシーンを脳科学の視点から解説しています。
たとえば、エミリーが新しいプロジェクトを提案するランチミーティングの場面では、彼女は「相手にどう評価されるのか」「自分の判断が信頼されていないのではないか」「この仕事を任されないかもしれない」といった不安に駆られます。
ニューロリーダーシップの知見を用いると、こうした不安は、脳が「確実性(Certainty)」を強く求める性質によるものに加え、この状況では「自己選択感(Autonomy)」が欠如していることにも反応していると説明されます。
将来が不透明であったり、自分でコントロールできない状況では、脳は強い脅威反応を示すのです(『最高の脳で働く方法』p.192、シーン8より)。
このように、脳のメカニズムを知ることは、「自分が何に反応しているのか」を理解し、先の状況を予測したり、具体的な準備を行ううえで有効な手がかりとなります。
ぜひこの機会にニューロリーダーシップの知見に触れ、ご自身の、そして組織のリーダーシップ開発に活かしてみませんか。
=当日の流れ=
- オープニング
- LEGO® SERIOUS PLAY®を活用した演習
- ニューロリーダーシップ 「SCARFモデル」の 講義
- Q&A、まとめ
=内容=
- LEGO® SERIOUS PLAY®で自身のリーダーシップ像を可視化する
- 脳科学のフレーム「SCARFモデル」の基礎を学ぶ
- SCARFモデル応用編:脅威の対処法「セルフレギュレーション」、周囲へのより良い影響を与える行動プランの演習
=こんな方におすすめ=
- 組織の変化や成長をリードする立場にあり、ご自身のリーダーシップをアップデートしたい方
- 企業、官公庁、学校、病院などの業種でリーダーシップ開発に関心のある方
- リーダーシップ開発の科学的な知見やアプローチを学びたい人材開発・研修ご担当者
=開催概要=
日時:2025年7月3日(木)14:00〜18:0
会場:ビジョンセンター浜松町 1F 103(東京都港区浜松町2-8-14 浜松町TSビル)
参加費:33,000円(税込)
定員:10名
共催:株式会社ロバート・ラスムセン・アンド・アソシエイツ、フォーミュレイト合同会社
=参考文献=
書籍名:最高の脳で働く方法
著者:デイビッド・ロック氏 (Dr. David Rock Neuroleadership Institute 創設者)
出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン
ニューロリーダーシップについて分かりやすく解説されている書籍です。
=講師=
<プロフィール>
石原 正雄 | レゴ®シリアスプレイ®メソッド マスタートレーナー協会理事

20年以上にわたり、大手企業、官公庁、教育機関においてLSPを活用したワークショップを実施
レゴシリアスプレイメソッドと教材活用トレーニング修了ファシリテータ
MIT認定モバイル教育コンピューティングエキスパートトレーナー
教育分野にも幅広く貢献し、プログラミング教育や組織改革におけるLSPの応用を推進
<プロフィール>
綿引いずみ|コーチ/ファシリテーター

David Rock博士が創設したNeuroLeadership Instituteにて、ニューロリーダーシップの理論と実践を修了
現在は、企業向けのリーダーシップ開発や行動変容をテーマにした研修を提供
脳科学に基づいたアプローチを活かしファシリテーションとコーチングにより思考と行動の変化を支援
Brain-Based Coaching Certificate 修了 by NeuroLeadership Institute