トリプル・ループ・ラーニングとは、学びのレベルを指すコンセプトです。
得たい結果のためにやる事
1.何かの結果を得たい場合
2. 何かをします
3. 得たい結果でなかった場合、違うやり方を試します
これがシングル・ループ・ラーニングです。
シングル・ループは、繰り返しおこない練習していくアプローチとして効果的です。
例えばピアノの曲を弾くのに、はじめは音を間違えているのを、指のはこびを変えたり、ゆっくり弾いてみたりするうちにスムーズに弾けるようになります。
シンプルで繰り返すタイプの学びに向いています。
ダブル・ループ・ラーニング
では、シングル・ループでうまくいかない時はどうしたらよいのでしょう。
その時は、さらに一歩もどり、どう考えているのか、どう捉えているか まで遡ります。
この解決しようとしている問題をどう捉えているのか?
何を創り出そうとしているのか?
どのように自分は考えているのか?
やっている事をどう考えているか?
このように考えを立ち止まってみると、それまで思いつかなかったことまで気がついていきます。
まだ、結果を得られていないときは
それでも、得たい結果が得られない時。
やり方を変えても、考え方を変えても、結果が得られない時は、あり方を変えます。
あり方とは、あなたの意図や、どのようにそこに登場しているか、どんな役どころでその環境で振る舞っているかを変えていきます。
あり方を変えていく学びが、トリプル・ループ・ラーニングです。
あなたのあり方はどんな役どころ?
リーダーとして、部下に教頭先生のように振る舞っている人がいたとします。
どんなあり方を想像しますか?
厳しそう
冷たい
評価者
また、独裁者のように振る舞っているリーダーがいたとします。
偏見がある
説明しない
自分勝手
このようなあり方を想像できると思います。
あなたはどんなあり様で、仕事場で振る舞っていますか?
その振る舞いを変えることで、考え方やモノの見方を変えることができます。
参考文献:
Course of coaching from essence by Robert Ellis
The origins and conceptualizations of ‘triple-loop’ learning: A critical review
Photo by Oliver Hale on Unsplash