スケジュールありき

仕事の飲み会や集まりに誘われるとき、「この日空いている?」と聞かれることがあります。

また、フリーランスの仕事では「6月はスケジュール空いていますか?」と問い合わせがきます。

さらに、友達や知り合いからのお誘いでは「空いている日に合わせます」と言ってもらうこともあります。

真っ先にスケジュールを問われると、受け手としてモヤモヤするのは何故でしょう?

尊重がつたわる「ご興味ありますか?」

ある仕事のお話をいただいた時に「ご興味ありますか?」と聞かれたことがありました。

この聞き方には、自己選択感(オートノミー)があります。

自己選択感というのは、自分で選んでいる感覚を指します。

この案件を”やりたいかどうか”の意思を聞いており、
”やりたい”か”やりたくないか”どちらでも選べる権利が提示されています。

相手から選択権を与えられることは、自身が尊重されている現れといえます。

上下関係では見過ごしがちな自己選択感 (SCARFモデル)

自己選択感とは、SCARモデル(スカーフモデル)のA, Autonomyオートノミーにも出てきます。

人は、自己選択感がないと脅威を感じ、防衛的になり、狭い選択肢しか考えられないようになります。

上下関係や同じ意見を前提としたグループなどでは、この自己選択感が見過ごされがちです。

まとめ

部下へのコミュニケーションでは、

  • スケジュールは後で聞く
  • まずは「ご興味ありますか?」と、相手に選択希望を聞く

こうすることで、相手が尊重されていると感じ、よい関係性を作っていけます。

Photo by Joanna Kosinska on Unsplash